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今日の出来事の記事一覧

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酔い待ち月 

2009.7.19

 10時30分、大井川茶園雪嶋社長の案内で、工場を見学させていただき、お茶のパックにオリジナルTシャツまで頂戴した。早速、アディダスならぬ「味出す」のロゴ入りシャツを着用。
 かわかつのお父さんも誘って、雪嶋氏の車で約30分のドライブ。静岡市の山あいにある、大正8年創業の老舗「待月楼」へ連れていってもらった。ここは元旅館だとか。竹林に囲まれ、お隠れ宿のようである。名前がいい。月亭を待つ市楼(なんでやねん)。

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 中庭を見下ろせる2階の座敷に通された。松に泉水、紫陽花に百合、目を楽しませてくれる。  懐石の料理は、食前酒にりんご酒。付き出しが、鯵の博多押し、針独活、叩き芋。お椀は、鱧、冬瓜、オクラすり流し。造りは、鰹、平目、いか。八寸は、メダイ昆布〆、糸瓜と焼き椎茸の胡麻酢和え、カマス寿司、丸十レモン漬け、たたきオクラ、たらこ味噌漬け、大梅。焼き物は、鮎の風干し、白瓜雷干し土佐漬け、はじかみ。冷たい焚き合わせは、織戸茄子オランダ煮、南瓜石川小芋旨煮、万願寺青唐焼き干し、ずいき、にこごり。〆は、丸子(まりこ)名物のとろろ汁をご飯にかけて食す。菓物は、とろろアイスにあんこ。
 昼間から贅沢させていただいた。このお返しは、いい高座、いい噺で。
 さあ、今夜は貸切公演。気合い入れて頑張ろう。

第5回「かわかつ八天寄席」二日目貸切(17時半開演)

『花筏』     月亭 八天
      仲入り
『仔猫』     月亭 八天

 今宵の懇親会では、「磯自慢」「志太泉」をグイグイ。席上、主客のデンティスト岡先生から、岡山の「ままかり」のご主人とおかみさんをご紹介いただいた。でも、わたしは初対面じゃなかった。文珍師と過去2度か3度訪れ、おふたりには挨拶もしている。2階の座敷で落語会をしたいとか。願ってもない話。是非とも「ままかり八天亭」を実現させたい。
 岡ファミリーと「ラ・カメリア」で赤ワインを数杯、「BELLINI(ベリーニ)」でマーカーズマークを数杯飲んで……、お開きは……何時だったろう……?
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下準備 

2009.7.17

 明日からの藤枝ツアーのため、キャリーバッグに荷物を詰め込む。今回はバタバタしていて、見台膝かくしを先方へ送れなかった。毛せん、名ビラは持参する。照明は……。ううん、やはり車で行くことにしようか。そのほうが運搬には都合がいい。いまや高速も大幅割引で、休日早朝なら現地まで1850円で行ける。これはいい。ん……しかし、よく考えると、小生の車にETCは付いていなかったのだ。ならば、バスという手もある。いや、長時間の移動は腰痛持ちにはキツい。夏休みに入り、渋滞も予想される。となると、結局、新幹線か。空席状況はどうだろう……。
 5時半起きの6時半出発になりそう。もう休もう。

川の流れの酔うに 

 2009.7.15

 究極のオムライスを求めて、天満与力町公園横にある「」へ。ランチタイムはサラダ、デザートがついて700円。しかも大盛り(レギュラーはごはん1杯半分、大盛りはごはん2杯半分)でも同じお値段。ソースは、オリジナルケチャップ、デミグラス、トマトの3種類から選べる。わたしはトマトソースをチョイス。もちろん大盛りで。出てきたオムライスは、豆乳を入れた卵で巻かれていて、スプーンを入れると、ふんわ〜りトロ〜リ。中は五穀米のトマトライス。こだわりのチキンが入っていないのは残念だが、タマネギの入ったトマトソースといい、酸味がきいてイタリアンテイストであっさり風味。普段、ほとんど米を食べないが、大盛りでもペロッといけた。今度来たときは、ほかのメニューも頼んでみたい。
 13時40分、早々と協会会議室に到着。道中に買ったうこん茶とチョコレートで一休み。14時から「んなあほな」の編集会議がはじまる。
 15時半、福島へ移動。16時から18時まで、ホテル阪神「ストリートカフェ」で打ち合わせ。
 売れても占い「聖天通商店街」をブラッとして、ザ・シンフォニーホールへ向かった。今夜の「金八会」は、関西フィルハーモニー管弦楽団のコンサートからスタートする。ホール前で、玉初堂の中造社長に偶然バッタリ。あとでわかったことだが、関フィルの法人後援会に入ってらっしゃるようだ。
 さて、ドクター金とお会いして劇場内に入る。前回同様、ステージ下手から見下ろす席。ここからなら、指揮者の表情も演奏者の表情もよく見える。
 スメタナ作曲「わが祖国」=関西フィルハーモニー管弦楽団(飯守泰次郎指揮)。「モルダウ」は、昨秋の大阪センチュリー交響楽団(本名徹次指揮)で聴いた。でも「わが祖国」の全曲は、8年前のチェコ・フィル(ヴラディーミル・アシュケナージ指揮)以来。あのときは、初めから終わりまで、とめどなく涙が流れた。生きる勇気を与えられた。そして、その年の独演会のテーマソングを「わが祖国」にしたのだった。
 今回、おもしろいことを発見。モルダウ川の滔々(とうとう)と流れる様が、外からではなく、中に感じられた。つまり、岸から眺めているのではなくて、自分自身が川に入り、流されているような気になったのはどうしてか。
 終演後、ロビーで指揮者の大河内雅彦さんと再会。以前に「BAR UNO」で、席を並べてお話ししたことがある。今宵タクトを振っていた飯守さんは、大河内さんの師匠である。いまから楽屋へ挨拶に行くというので、金先生とわたしは同行させてもらうことにした。
 飯守氏は、わたしが落語家だと話すと、
「落語、好きなんだよなあ。でも聞きに行ける時間がなくてねえ……」
 それでも、なんか嬉しい。マエストロにお目にかかっただけでも光栄である。
 ホールを離れ、3人で福島路地にある「晴屋(はれるや)」に落ち着き、軽く一杯。「DINO206」のすぐ向かいである。
 最終的に源八橋までタクシーを走らせ、「BAR UNO」で締め。
 このところ、少量の酒で酔う。今日は、生ビール1、焼酎ロック3、赤ワイン3、生ビール1だけ。
 午前1時、ドクターはお帰りになった。カウンターにいた仲間に、「もう一軒」と誘われたが、申し訳ないけれど、わたしも失礼させてもらうことに。やはり、川に落ち、水に飲まれ、流されているような感覚が続いている。

コンピラきんぴら 

 2009.7.14

 新幹線岡山経由、マリンライナーで瀬戸大橋を渡る。このところ稽古ばかりが続いているので、あまり車窓からの景色を眺める余裕がない。高松駅前、全日空ホテルクレメント高松で恒例のディナーショー「クレメント寄席」は19時10分開演。
 ホテルの場合、音合わせ、明かり合わせに時間がかかる。ようやくひと段落したところで、控室にて食事をいただく。これがこの日はじめての御飯。
 終演すれば、また同じ行程を引き返すだけ。わずか半日動いただけだが、ドッと疲れが押し寄せる。重い足を引きずるようにして帰路に就いた。
 おやおや、もうお腹が減っているではないか。帰ってから、スキヤキ小鍋で缶ビールをキューッ。

ヘトヘトもへと 

 2009.7.12

 6時起き。7時42分の新幹線で新山口へ。駅から車で約1時間。のどかな田園風景を眺めているうちに、仙崎湾が見えてきた。山口県立劇場ルネッサながとに到着。今日も今日とて「文珍独演会」。この3日間、四国、関東、中国……行き先はバラバラである。
 元来た道を引き返し、新大阪に着いたのは22時28分。もうヘトヘト。
 帰宅後、明日の十三寄席の稽古……と思うが、先に汗を流して、睡眠を摂るほうがいいかも。それでも1時半まで起きて、なにかとゴジャゴジャ。
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HN:
月亭八天
年齢:
64
HP:
性別:
男性
誕生日:
1960/09/12
職業:
落語家
自己紹介:
上方落語家・月亭八天
 1960年(昭和35)、大阪市中央区日本橋1丁目(日本一)生まれ。近畿大学在学中はミナミのライブハウスで弾き語りをしながら、音楽アーティストを夢見ていたが、次第に子どものころから憧れていた落語家を志望するようになる。4年間の落語浪人を経て、1986年(昭和61)3月、大学卒業と同時に月亭八方師に入門。
 京・大坂の風俗と人情を生き生きと描いた上方落語を演じるべく、落語に登場する生活風俗や舞台となった大阪の町などを徹底的に考察することを身上とし、「八天流」の芸を追求している。また歌舞伎や文楽など古典芸能にも造詣が深く、数少ない寄席の囃子方として笛を受け持つ。
 1996年(平成8)5月、なにわ芸術祭落語部門最優秀新人賞受賞。併せて大阪府知事賞、大阪市長賞受賞。また平成9年度大阪府芸術劇場奨励新人に指定。
 精力的に地域寄席をプロデュースしており、「十三寄席 噺のにぎわい」(大阪・十三)をはじめ、「八天の会」(大阪・森之宮)、「兵庫八天の会 やなぎはらYEBISU亭」(神戸・柳原)「HATTENプロジェクト会議」(大阪・梅田)」など、大阪、神戸の各地域で独演会形式の落語会を開催。また地域寄席「上新庄えきまえ寄席」では、「HATTENらくごワールド」と題し、年2回(2月・8月)、3席ネタ卸しに挑戦。2006年春からは、坂田三吉で有名な通天閣を見上げる将棋屋で「新世界ジャンジャン寄席」が、大阪市中央公会堂では、小説家・田中啓文氏とのコラボレーション「落語再生公開堂 ハナシをノベル!!」が、2007年から国立国際美術館(肥後橋)で「月亭八天のアートな落語会 みゅ〜じあむ亭」が、なんばパークスの書店では「&音寄席 大大阪大八天の会」がスタート。
 その集大成として、毎秋、ワッハホール(大阪・なんば)での独演会で、聞けば幸せになる八天の「しあわせ落語」を結実させている。ただいま東京での独演も計画中。
 芸歴20周年を記念して「HATTENカーニバル」と題した感謝祭が様々な形で展開。
 2005年11月の「第10回 月亭八天独演会(320名動員)」を皮切りに、12月に〜兵庫八天の会〜「第10回 やなぎはらYEBISU亭(100名動員)」、2006年3月16日の入門記念日を挟んで10日間の連続公演「ALL THAT HATTEN 10days(通算300名動員)」、4月に「第30回 十三寄席 噺のにぎわい(新僑飯店宴会場にて300名動員)」、6月に「第20回 RENEWAL八天の会(大阪KKRホテルにて280名動員)」、11月に「第11回 月亭八天独演会」と続く。
 1997年(平成9)から、自作のホームページ「HATTEN WORLD」を開設。落語会の案内、入門秘話など豊富なコンテンツを掲載している。「DIARY」では日記を公開。落語会の様子、稽古の苦悩、他の落語家たちとの交流などを書いて好評を得ている。毎日更新中。