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川の流れの酔うに 

 2009.7.15

 究極のオムライスを求めて、天満与力町公園横にある「」へ。ランチタイムはサラダ、デザートがついて700円。しかも大盛り(レギュラーはごはん1杯半分、大盛りはごはん2杯半分)でも同じお値段。ソースは、オリジナルケチャップ、デミグラス、トマトの3種類から選べる。わたしはトマトソースをチョイス。もちろん大盛りで。出てきたオムライスは、豆乳を入れた卵で巻かれていて、スプーンを入れると、ふんわ〜りトロ〜リ。中は五穀米のトマトライス。こだわりのチキンが入っていないのは残念だが、タマネギの入ったトマトソースといい、酸味がきいてイタリアンテイストであっさり風味。普段、ほとんど米を食べないが、大盛りでもペロッといけた。今度来たときは、ほかのメニューも頼んでみたい。
 13時40分、早々と協会会議室に到着。道中に買ったうこん茶とチョコレートで一休み。14時から「んなあほな」の編集会議がはじまる。
 15時半、福島へ移動。16時から18時まで、ホテル阪神「ストリートカフェ」で打ち合わせ。
 売れても占い「聖天通商店街」をブラッとして、ザ・シンフォニーホールへ向かった。今夜の「金八会」は、関西フィルハーモニー管弦楽団のコンサートからスタートする。ホール前で、玉初堂の中造社長に偶然バッタリ。あとでわかったことだが、関フィルの法人後援会に入ってらっしゃるようだ。
 さて、ドクター金とお会いして劇場内に入る。前回同様、ステージ下手から見下ろす席。ここからなら、指揮者の表情も演奏者の表情もよく見える。
 スメタナ作曲「わが祖国」=関西フィルハーモニー管弦楽団(飯守泰次郎指揮)。「モルダウ」は、昨秋の大阪センチュリー交響楽団(本名徹次指揮)で聴いた。でも「わが祖国」の全曲は、8年前のチェコ・フィル(ヴラディーミル・アシュケナージ指揮)以来。あのときは、初めから終わりまで、とめどなく涙が流れた。生きる勇気を与えられた。そして、その年の独演会のテーマソングを「わが祖国」にしたのだった。
 今回、おもしろいことを発見。モルダウ川の滔々(とうとう)と流れる様が、外からではなく、中に感じられた。つまり、岸から眺めているのではなくて、自分自身が川に入り、流されているような気になったのはどうしてか。
 終演後、ロビーで指揮者の大河内雅彦さんと再会。以前に「BAR UNO」で、席を並べてお話ししたことがある。今宵タクトを振っていた飯守さんは、大河内さんの師匠である。いまから楽屋へ挨拶に行くというので、金先生とわたしは同行させてもらうことにした。
 飯守氏は、わたしが落語家だと話すと、
「落語、好きなんだよなあ。でも聞きに行ける時間がなくてねえ……」
 それでも、なんか嬉しい。マエストロにお目にかかっただけでも光栄である。
 ホールを離れ、3人で福島路地にある「晴屋(はれるや)」に落ち着き、軽く一杯。「DINO206」のすぐ向かいである。
 最終的に源八橋までタクシーを走らせ、「BAR UNO」で締め。
 このところ、少量の酒で酔う。今日は、生ビール1、焼酎ロック3、赤ワイン3、生ビール1だけ。
 午前1時、ドクターはお帰りになった。カウンターにいた仲間に、「もう一軒」と誘われたが、申し訳ないけれど、わたしも失礼させてもらうことに。やはり、川に落ち、水に飲まれ、流されているような感覚が続いている。
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HN:
月亭八天
年齢:
64
HP:
性別:
男性
誕生日:
1960/09/12
職業:
落語家
自己紹介:
上方落語家・月亭八天
 1960年(昭和35)、大阪市中央区日本橋1丁目(日本一)生まれ。近畿大学在学中はミナミのライブハウスで弾き語りをしながら、音楽アーティストを夢見ていたが、次第に子どものころから憧れていた落語家を志望するようになる。4年間の落語浪人を経て、1986年(昭和61)3月、大学卒業と同時に月亭八方師に入門。
 京・大坂の風俗と人情を生き生きと描いた上方落語を演じるべく、落語に登場する生活風俗や舞台となった大阪の町などを徹底的に考察することを身上とし、「八天流」の芸を追求している。また歌舞伎や文楽など古典芸能にも造詣が深く、数少ない寄席の囃子方として笛を受け持つ。
 1996年(平成8)5月、なにわ芸術祭落語部門最優秀新人賞受賞。併せて大阪府知事賞、大阪市長賞受賞。また平成9年度大阪府芸術劇場奨励新人に指定。
 精力的に地域寄席をプロデュースしており、「十三寄席 噺のにぎわい」(大阪・十三)をはじめ、「八天の会」(大阪・森之宮)、「兵庫八天の会 やなぎはらYEBISU亭」(神戸・柳原)「HATTENプロジェクト会議」(大阪・梅田)」など、大阪、神戸の各地域で独演会形式の落語会を開催。また地域寄席「上新庄えきまえ寄席」では、「HATTENらくごワールド」と題し、年2回(2月・8月)、3席ネタ卸しに挑戦。2006年春からは、坂田三吉で有名な通天閣を見上げる将棋屋で「新世界ジャンジャン寄席」が、大阪市中央公会堂では、小説家・田中啓文氏とのコラボレーション「落語再生公開堂 ハナシをノベル!!」が、2007年から国立国際美術館(肥後橋)で「月亭八天のアートな落語会 みゅ〜じあむ亭」が、なんばパークスの書店では「&音寄席 大大阪大八天の会」がスタート。
 その集大成として、毎秋、ワッハホール(大阪・なんば)での独演会で、聞けば幸せになる八天の「しあわせ落語」を結実させている。ただいま東京での独演も計画中。
 芸歴20周年を記念して「HATTENカーニバル」と題した感謝祭が様々な形で展開。
 2005年11月の「第10回 月亭八天独演会(320名動員)」を皮切りに、12月に〜兵庫八天の会〜「第10回 やなぎはらYEBISU亭(100名動員)」、2006年3月16日の入門記念日を挟んで10日間の連続公演「ALL THAT HATTEN 10days(通算300名動員)」、4月に「第30回 十三寄席 噺のにぎわい(新僑飯店宴会場にて300名動員)」、6月に「第20回 RENEWAL八天の会(大阪KKRホテルにて280名動員)」、11月に「第11回 月亭八天独演会」と続く。
 1997年(平成9)から、自作のホームページ「HATTEN WORLD」を開設。落語会の案内、入門秘話など豊富なコンテンツを掲載している。「DIARY」では日記を公開。落語会の様子、稽古の苦悩、他の落語家たちとの交流などを書いて好評を得ている。毎日更新中。