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お好み焼きじゃけ 

2009.6.28

 予報では雨だと言われていたが、外へ出るとカンカン照りの暑さ。
 広島国際会議場フェニックスホールは、平和公園の中にある。昨日同様、広島ホームテレビ主催「文珍独演会」は、13時スタート。
 楽屋に広島風お好み焼きの差し入れがあった。お弁当を食べたあとだけに、もう腹に入らない。それでなくとも、弁当のおにぎりは半分残した。でもちょっとだけ。甘辛〜いソースが旨い。これでビールをキューッと……。いけない。まだ公演中だった。
 このたびのツアーで、広島にいる、大学時代に所属していたサークルの先輩に連絡をとった。なんでも来月から、ひと月以上入院されるという。それなのに昨日、晩飯を一緒にどうかと誘っていただいた。メンバーとの打ち上げがあったので、残念ながら断ることになったが、いつか必ずと再会を約束した。それにしてもうれしい話だ。どうか無事手術を終え、一日も早く退院され、回復されることを祈りたい。
 広島は好きな町のひとつだ。そして今回、より一層好きになった気がする。
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広島の夜 

 2009.6.27

 一夜明けた。1時間もまともに眠っていない。茫然自失のまま、広島県福山へと向かった。さすがに今朝は、立ち食いそばもハンバーガーもない。道中、次の会の稽古に勤しむ。
 
リーデンローズ・ふくやま芸術文化ホールにおいての「文珍独演会」は13時開演。
 終演後、広島へ移動し、一旦ホテルで休息の時間をとった。窓から平和記念公園や原爆ドームが望める。ちょうど真下には、元安川のかき船。情緒たっぷりの座敷で、本場の牡蠣を味わいながら、広島の地酒をグビリと飲りたいものだ。

 19時、メンバーやマネージャー一行と魚菜家へ。その後も夜の広島を徘徊。ベッドに潜り込んだのは4時半だったような……。

天国と地獄 

2009.6.26

 夕方までが勝負。とにかく残された時間はわずか。イメージしてきたものをようやく実演する作業に入った。
 17時40分、大阪市中央公会堂に到着。道具搬入にかかる。またまた照明効果等のリハーサルに時間をとられ、開演までドタバタドタバタ……。

第19回 落語再生公開堂「ハナシをノベル!!」(19時開演)
     =あの世のハナシ〜天国と地獄=

『天災』        桂 あさ吉
『釣りは天国』(浅暮 三文原作)
            月亭 八天
「トークでノベル」   桂 あさ吉/田中 啓文
        仲入り(休憩)
『地獄八百景』(北野 勇作原作)
            月亭 八天
「三途の川の子守唄」  山中 利一&田中 啓文
「エンディング」    北野 勇作/月亭 八天

三味線:   吉崎 律子
手伝い:   月亭 八斗
プロデュース:水嶋 眞弓(月刊「大阪人」

 今回は「地獄極楽」という、落語の中でも何度も取り上げられる永遠のテーマだっただけに、相当のプレッシャーとストレスの板挟みとなり、みなさまにご満足いただける高座をお届けできたかどうか。いずれにしても、会場には始終不思議な空気が漂っていた。
 3年前に起ち上げてから、ずっと試行錯誤を続けてきた会だが、次回で早くも20回を迎える。おそらくこれからも、このようなスタイルで、落語会の中でもちょっと異様な、特別な位置を占めることになるだろう。
 打ち上げは「浪花屋 鳥造」にて。
 次回のハナノベは、8月29日(日)14時半開演。20回記念のため、なにか面白い企画を考えておこう。
 あら、田中・山中コンビの「三途の川の子守唄」のメロディーが、いまも頭から離れない。行きつく先は天国か地獄か。

イメトレ 

2009.6.25

 いよいよ明日が本番のハナノベネタ。直前になっても、正座をして口演する稽古はせず、畳の上にゴロンと横になったまま、原稿を片手に思いあぐねている。いつまでこんなことをしているのだろう。暑さのせいか、プレッシャーからの逃避か。ただただ一日中、構想だけを練りながら、イメージトレーニングを続けている。

雨の修学旅行 

2009.6.24

 昨日、長女こゆきが修学旅行から帰ってきた。
 
ほんとうなら、5月の中旬に行くはずだったが、例の新型インフルエンザ騒動で、大阪市から中止命令が下されたのが、その日の朝、集合場所の新大阪駅構内で。いまから新幹線に乗って、意気揚々と出発する間際になって、突然、校長から中止を告げられた。集まった生徒は呆然。
「うっそ~」「なんでぇ」「行きた~い」
 キャンセル料なども考慮すると、一時は中止とまで言われていた。新聞報道でも、ご周知の通り。


アサヒ.com(朝日新聞社)5月18日

 これでは余りにも生徒が可哀相。中学生活の中で、大きな思い出となる修学旅行がなくなってしまうのは気の毒だと、学校側が旅行社に交渉。このたびの再出発に漕ぎ着けた。

アサヒ.com(朝日新聞社)6月21日

 一連の様子は、毎日放送のニュース番組「VOICE」でも取り上げられ、彼らが新幹線で旅立つ姿をカメラは見送った。
 ただ、梅雨に入ったため、現地では、ずっと雨だったらしい。横浜もディズニーランドも傘をさしっぱなし。お天気だけは、仕方がないといえば仕方がない。まあ、せっかく行けたのだから、文句は言わずに、楽しかったことだけを、自分の胸にしまっておけばいい。
それがきみたちの宝になるときが、きっと来るはずだから。
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HN:
月亭八天
年齢:
64
HP:
性別:
男性
誕生日:
1960/09/12
職業:
落語家
自己紹介:
上方落語家・月亭八天
 1960年(昭和35)、大阪市中央区日本橋1丁目(日本一)生まれ。近畿大学在学中はミナミのライブハウスで弾き語りをしながら、音楽アーティストを夢見ていたが、次第に子どものころから憧れていた落語家を志望するようになる。4年間の落語浪人を経て、1986年(昭和61)3月、大学卒業と同時に月亭八方師に入門。
 京・大坂の風俗と人情を生き生きと描いた上方落語を演じるべく、落語に登場する生活風俗や舞台となった大阪の町などを徹底的に考察することを身上とし、「八天流」の芸を追求している。また歌舞伎や文楽など古典芸能にも造詣が深く、数少ない寄席の囃子方として笛を受け持つ。
 1996年(平成8)5月、なにわ芸術祭落語部門最優秀新人賞受賞。併せて大阪府知事賞、大阪市長賞受賞。また平成9年度大阪府芸術劇場奨励新人に指定。
 精力的に地域寄席をプロデュースしており、「十三寄席 噺のにぎわい」(大阪・十三)をはじめ、「八天の会」(大阪・森之宮)、「兵庫八天の会 やなぎはらYEBISU亭」(神戸・柳原)「HATTENプロジェクト会議」(大阪・梅田)」など、大阪、神戸の各地域で独演会形式の落語会を開催。また地域寄席「上新庄えきまえ寄席」では、「HATTENらくごワールド」と題し、年2回(2月・8月)、3席ネタ卸しに挑戦。2006年春からは、坂田三吉で有名な通天閣を見上げる将棋屋で「新世界ジャンジャン寄席」が、大阪市中央公会堂では、小説家・田中啓文氏とのコラボレーション「落語再生公開堂 ハナシをノベル!!」が、2007年から国立国際美術館(肥後橋)で「月亭八天のアートな落語会 みゅ〜じあむ亭」が、なんばパークスの書店では「&音寄席 大大阪大八天の会」がスタート。
 その集大成として、毎秋、ワッハホール(大阪・なんば)での独演会で、聞けば幸せになる八天の「しあわせ落語」を結実させている。ただいま東京での独演も計画中。
 芸歴20周年を記念して「HATTENカーニバル」と題した感謝祭が様々な形で展開。
 2005年11月の「第10回 月亭八天独演会(320名動員)」を皮切りに、12月に〜兵庫八天の会〜「第10回 やなぎはらYEBISU亭(100名動員)」、2006年3月16日の入門記念日を挟んで10日間の連続公演「ALL THAT HATTEN 10days(通算300名動員)」、4月に「第30回 十三寄席 噺のにぎわい(新僑飯店宴会場にて300名動員)」、6月に「第20回 RENEWAL八天の会(大阪KKRホテルにて280名動員)」、11月に「第11回 月亭八天独演会」と続く。
 1997年(平成9)から、自作のホームページ「HATTEN WORLD」を開設。落語会の案内、入門秘話など豊富なコンテンツを掲載している。「DIARY」では日記を公開。落語会の様子、稽古の苦悩、他の落語家たちとの交流などを書いて好評を得ている。毎日更新中。