ヘトヘトもへと
admin≫
2009/07/17 16:49:49
2009/07/17 16:49:49
2009.7.12
6時起き。7時42分の新幹線で新山口へ。駅から車で約1時間。のどかな田園風景を眺めているうちに、仙崎湾が見えてきた。山口県立劇場ルネッサながとに到着。今日も今日とて「文珍独演会」。この3日間、四国、関東、中国……行き先はバラバラである。
元来た道を引き返し、新大阪に着いたのは22時28分。もうヘトヘト。
帰宅後、明日の十三寄席の稽古……と思うが、先に汗を流して、睡眠を摂るほうがいいかも。それでも1時半まで起きて、なにかとゴジャゴジャ。
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安中なかなかごもっとも
admin≫
2009/07/17 16:18:17
2009/07/17 16:18:17
2009.7.11
東京経由で新大阪に戻ってきたが、考えれば明日は朝イチで山口県長門市へ行く。このまま新山口まで行って泊まりたいところだ。ただ最終の新幹線がないんだとか……。ああ、移動がタイヘン。
ゆうべは夢見が悪く、起きてからもスッキリしない。とにかくシャワーで洗い流してこよう。
8時10分、ホテル出発。9時30分のJAL1432便で徳島から羽田へ飛ぶ。ジャンタクで東京駅へ移動。今度は長野新幹線に乗り、高崎へ向かう。群馬県安中市文化センターへやってきた。今日は久しぶりに出番がある。
全国47都道府県ツアー 「桂文珍独演会」(15時開演)
『動物園』 月亭 八天
『住吉駕籠』 桂 文珍
『ちりとてちん』 桂 楽珍
『風呂敷』 桂 文珍
仲入り
『そこつ長屋』 桂 文珍
三味線:林家 和女
鳴 物:林家うさぎ
お茶子:林家 市楼
阿波あわわ
admin≫
2009/07/17 15:51:21
2009/07/17 15:51:21
2009.7.10
ヨドバシを素見したあと、新梅田食堂街のマルマンで、例のライトランチ。やはり定番はいつまで経っても定番である。GAREで涼をとって、大阪駅桜橋口バスターミナルへ。本日のメンバー、楽珍兄、文華くん、市楼くん、吉崎律子さんと高速バスに乗り込んだ。外は雨がシトシト降っている。
やがてバスは徳島へ向けて走り出した。明石海峡大橋を渡り、2時間40分で徳島マリンピアに到着。そこから車で約10分。徳島市立文化センターに入る。
四国放送主催「文珍独演会」は18時半開演。
終演後、「徳島魚問屋 とと喝」にて、おいしいお魚をいただいた。新鮮なお造り、鯛のあらだき、あゆの塩焼き、そば米汁、鯛めし……。お酒は徳島の地酒「芳水」。
1時、ホテルの部屋に入ってバタンキュー。
と、3時半頃、目が覚めた。歯を磨いていないことに気づき、すぐに洗面所へ。さあそれからは、なかなか寝付けず、虚ろなまま夜明けを迎えることになった。
ヨドバシを素見したあと、新梅田食堂街のマルマンで、例のライトランチ。やはり定番はいつまで経っても定番である。GAREで涼をとって、大阪駅桜橋口バスターミナルへ。本日のメンバー、楽珍兄、文華くん、市楼くん、吉崎律子さんと高速バスに乗り込んだ。外は雨がシトシト降っている。
やがてバスは徳島へ向けて走り出した。明石海峡大橋を渡り、2時間40分で徳島マリンピアに到着。そこから車で約10分。徳島市立文化センターに入る。
四国放送主催「文珍独演会」は18時半開演。
終演後、「徳島魚問屋 とと喝」にて、おいしいお魚をいただいた。新鮮なお造り、鯛のあらだき、あゆの塩焼き、そば米汁、鯛めし……。お酒は徳島の地酒「芳水」。
1時、ホテルの部屋に入ってバタンキュー。
と、3時半頃、目が覚めた。歯を磨いていないことに気づき、すぐに洗面所へ。さあそれからは、なかなか寝付けず、虚ろなまま夜明けを迎えることになった。
ツケ歓迎
admin≫
2009/07/10 08:39:53
2009/07/10 08:39:53
2009.7.9
14時、遅ればせに繁昌亭楽屋口の扉を開くと、そこに衣裳を着替えた師匠が立っていた。出番一本前。『質屋芝居』をされるという。
「ちょうどよかった。八天師匠が来はったさかい、下座、お願いしますわ」
時折、うちの師匠は、わたしを「八天師匠」と呼ぶ。その度にわたしは、おいどこそばいのである。昨日観た「蜷川歌舞伎」の話を師匠にした。「ぜひ師匠もご覧ください」と。予てより師が計画している「吉本歌舞伎」の参考になるはず。
さて、『親子酒』で客席を爆笑の渦に巻いた竹林兄が、高座から下りて来られた。出囃子「夫婦万歳」が流れる。師の出である。今日は楽屋に手があるので、わたしはツケに回ることになった。
昨日の芝居でもツケは大活躍した。とくにプロローグ、船が難破するシーンでは、大太鼓による雨や雷の音とともに電子効果音が使われ、そこにツケがかぶさる。わたしは芝居もさることながら、常にツケ打ちを視野に入れていた。昨日はいろいろと勉強させてもらった。その成果がこんなに早く発揮できるなんて。
そのあと文三襲名の口上には、八方書記長をはじめ、春之輔幹事長、きん枝理事、文福理事が並んだ。それぞれのユニークな弁で、舞台袖も和やかなムードに包まれる。やはり噺家は面白い。
今日は早めの帰宅して、稽古に励もう。でも暑い。暑すぎる。裸ん坊になり、汗ダラダラ流して稽古なんて……相撲取りみたい。
鏡の中のマリオネット
admin≫
2009/07/10 07:25:58
2009/07/10 07:25:58
2009.7.8
菊五郎・菊之助親子の2役早替わりは見事なものだ。とくに菊之助丈扮する双子の兄妹、斯波 主膳之助(しば しゅぜんのすけ)と獅子丸〜実は琵琶姫の衣装替えの早いこと。芝居が進むにつれ、着替える時間がだんだん早くなり、最後はふたりが一度に登場する(?)マジックまで披露。袖に引っ込み、衣装を替えて、次に出てくるまで、数えてみたら、最短で20秒くらいか。時間との勝負。舞台裏は、さぞや慌てふためき、ときにテンテコ舞いしているに違いない。本人は、男の声、女の声、中性的な声の3つを使い分ける。至難の業だ。お父さんの丸尾 坊太夫と捨助(すてすけ)も同一人物とは思えないほどのキャラ作り。それをサラッとやってしまうところに、親として、師匠としての重みが感じられる。
久しぶりの芝居行き。16時から道頓堀松竹座にて、「NINAGAWA 十二夜」を鑑賞。前から5列目のほぼ真ん中。
歌舞伎とシェークスピアと蜷川ワールドの融合。バックサイドに鏡を使っているのも、似た者同士を意味している。
また、亀治郎さんの麻阿(まあ)もよかった。あの人のハマリ役だ。左團治・翫雀・團蔵各師のオバカトリオも笑いを誘う。そして、なんと言っても、時蔵さんの織笛姫(おりぶえひめ)にはホレボレした。あの、酸っぱいものを食べたときのような表情がたまらない(わたし流の褒め言葉)。
蜷川幸雄氏の芝居は、過去に「近松心中物語」「新・近松心中物語」を観たが、やはりこの方独特のにおいがする。これぞエンターテーメント。今回はコメディタッチであったが、どの作品にせよ、観ながらにして、芝居の中にグングン引き込まれていく様が自覚できる。古典歌舞伎とは、また違った感覚である。隣に座り合わせた6歳くらいの子どもがゲラゲラ笑っている。周囲のおばさんたちも終始大笑い。こんなに面白く仕立てた歌舞伎は初めてだ。
その余韻に浸りつつ、阪町の「九州八豊やせうまだんご汁」へ。城下カレイ、関アジ、鱧の天ぷら、馬刺三角ロース、たてがみ、やせうま汁……ううん、いい芝居のあとに、いい料理。そして、ほのぼのとしたおかみさんの笑顔も、またいい。至福のときである。お酒は福来、大吟醸八鹿、吟醸万年山をいただき、ほろ酔い加減で帰路についた。
いやあ、今日はほんとに楽しかった。