天満と品川
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2009/07/29 10:53:04
2009/07/29 10:53:04
2009.7.27
繁昌亭朝席「朝から繁昌亭の会」(10時開演)
『犬の目』 笑福亭生寿
『かわりめ』 桂 ひろば
『七度狐』 月亭 八天
仲入り
「手品」 桂 朝太郎
『竹の水仙』 桂 梅団治
三味線:脇阪 新子
鳴 物:桂 福丸
手伝い:露 の 紫
月亭 八斗
14時27分ののぞみで上京。品川プリンスホテルの中にあるよしもとプリンスシアター、通称「品川花月」に入った。今夜はここで文珍師の独演会が催される。昨日の佐渡島公演のまま、東京入りしていたメンバーと合流。イベントは19時からスタートした。
打ち上げは、あきた美彩館ダイニングはな小町にて。ここは秋田県のアンテナショップで、物産もやっていれば、郷土料理もやっている。
その後、市楼くんと部屋で軽く飲って解散。
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ちりとて落語
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2009/07/29 10:44:09
2009/07/29 10:44:09
2009.7.26
9時、自宅前から車を走らせた。中崎町で寺西さんを、大阪駅西口で八斗くんを拾って、福島から高速池田線に乗る。小浜西まで約2時間半。途中、車軸を流すような豪雨に見舞われ、視界が閉ざされた。たしか前に車で小浜を訪れたときも、これに近い大雨だった。山あいだけでなく、町なかもどしゃ降り。この状態で落語会は行われるのだろうか。
12時半、幸い雨は上がった。客足を心配していたが、ぼちぼちとお客さんが、お越しになられたようだ。さて、ちりとて落語の会は14時開演。
はまかぜプラザ「ちりとてちん寄席」
『かわりめ』 月亭 八天
『色事根問』 月亭 八斗
『仔猫』 月亭 八天
仲入り
『算段の平兵衛』 月亭 八天
三味線:寺西 美紀
暑い、暑過ぎる。舞台の真後ろにクーラーがある。なのに利かない。どうやら先ほどの雨で漏電したらしく、『仔猫』の最中には、高座の上の蛍光灯までが消えた。これって効果的な演出? それとも例のオカルト現象か(京の町家で、『足あがり』の最中にガラス障子が落ちた一件)。
『算段の平兵衛』は先方からの指定。ドラマ「ちりとてちん」の中に出てきた落語のスタンプラリーをやっているとか。残すは、このネタと『ひとり酒盛』だったそうな。
帰りは八斗くんに運転を代わってもらった。日曜の夕方、しかも夏休みだけに道が混んでいる。大阪に着いたのは20時。
一旦解散後、20時30分に扇町のスパニッシュ「Bar Pintxos(バール・ピンチョス)」に集結。タパスの盛り合わせ(蛸のマリネ、オリーブ酢漬け、ジャガイモのサラダ、ジャガイモとツナのオムレツ、白金豚ペーストのカナッペ)、白金豚のホホ肉トマトソースのスパゲティや仔牛トリッパのトマト煮もいける。赤ワインはチリとイタリアのドッシリ系を2本開けた。ううん、今日もいい噺、いい酒、いい料理にめぐりあえた。
うわあ、外は大雨だあ。梅雨はいったいいつまで続くんだろう……。
いきなりトリ?
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2009/07/29 09:54:14
2009/07/29 09:54:14
2009.7.24
14時からグランキューブでクラシックコンサートがあったが、午前中からバタバタしていたので断念した。一緒に連れて行くはずのみるくに悪いことをした。一旦、駅まで出かけたが、家に舞い戻ってくると、われわれの昼御飯がない。申し訳にふたりでランチを食べに行く。リニューアルした「昇龍軒」の皿うどんとちゃんぽん。そして、デザートは「ロイヤルホスト」のスイーツ。
16時半、文の里の「アークカルチャースタジオ」に着くと、もうすでに師匠が来られていた。私の顔を見るなり、いきなり、
「八天師匠、今日はあんたがトリとってくれるか」
「ええ、そうなんですか」
「わたしは、その前で軽〜いネタさしてもらいまっさかいに……」
「ヒエ〜」
今日は二つ目くらいの出番であろうと思っていたから、まったく心積もりをしていなかった。道中、繰ってきたネタは『茶の湯』。でもせっかくなら、ハメモノの入るものを。できるだけ鳴物方に負担をかけず、ハメモノの入るネタは……。
第11回「月亭会」(19時開演)
「ごあいさつ」 月亭 八方
『色事根問』 月亭 八斗
『オーサカ、シネマロケンロール』
月亭 遊方
『新・鉄砲勇助』 月亭 八方
『仔猫』 月亭 八天
三味線:浅野 美希
今回はじめての夜公演。薄ボンヤリした照明に、怪談じみた噺が合うだろうと『仔猫』を選んだ。わたしの大好きなネタのひとつである。
スタッフを交えての打ち上げは、23時過ぎまで続いた。師は落語への想いを雄弁に語る。いま温めているネタは『持参金』。『鼻の狂歌』は福団治師に習いに行ったとか。それに江戸落語『三方一両損』をなんとか上方演出してみたいという野望まで。60の手習いとはいえ(?)、師が頼もしく、われわれもボウッとしてはいられない。さあさ、稽古稽古。
連日の熱帯夜。窓全開で寝ているから、喉の調子が思わしくない。生活環境はすべて舞台に反映される。良いことも悪いことも。商売道具をメンテナンスすることは、プロの職人なら当り前。改善すべきは改善すべし。
清々しい暑さ
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2009/07/29 08:13:29
2009/07/29 08:13:29
2009.7.23
茹だるような暑さ。阪急武庫之荘からタクシーに乗り込んだ。14時、人間国宝・桂米朝師のご自宅を訪問し、恒例夏のご挨拶。参加したのは、朝太郎師、勢朝兄、米平兄とわたしの4人。たしか昨年は、夏も事始めも、仕事と重なり出席できなかった。
御大は先程おやすみになったところだったが、また起きてこられた。まずはいつものように、朝太郎師の先導でご挨拶。そのあとは応接間にて国宝を囲んで歓談。それぞれの近況であるとか、世間の話題であるとか、落語の話、協会の話などなど……。師は聞き役に回って、われわれの言うことを、ひとつひとつうなづいてらっしゃる。時折、笑みを浮かべながら……。喉が渇いているだろうからと、冷茶からビールになり、最後は酒になった。フッと時計を見ると、もう18時を回っている。お疲れが出ないよう、早々に失礼するつもりだったが、結局、4時間半もお邪魔したことになる。その間ずっと、師はお茶だけで付き合ってくださった。しかも、ほかの3人は直系、わたしは曾孫弟子。なのに、わたしの話にも耳を傾けていただき、大丸屋騒動について、八方一門について、山崎邦正のこと、八斗のこと、そのほか諸々……いろんなお話しができた。本当にありがたいことである。
米朝師がいつまでもご長命であらんことを願い、武庫之荘をあとにした。帰りは駅まで歩いたが、この暑さが清々しく感じられる。